2015/08/24
紫外線には2種類ある!? UVAとUVBに適した対策方法とは?

夏は紫外線によるダメージが心配になる季節ですよね。
老化や日焼けの原因となる紫外線は、「UVA」と「UVB」という2種類に分類できることをご存知でしょうか。
これらはそれぞれ肌に与える影響に違いがあり、有効な対策方法も変わってきます。
肌へのダメージを増加させないため、2種類の紫外線の特徴や対策方法を知っておきましょう!
「雲やガラスを通り抜けるUVA」と「夏に照射量が多くなるUVB」
UVAは紫外線A波と呼ばれ、地上に届く紫外線のうち、約95%をも占めています。雲やガラスを通り抜ける性質を持っていて、季節を問わず1年中降り注いでいます。
対してUVBである紫外線B波は、地上に届く紫外線のわずか5%ほど。雲やガラスで遮断でき、最も照射量が多くなるのは夏になります。
では、これらが肌に与える悪影響には、どのような違いがあるのでしょうか。
最低限の影響で済ませたい! シワやたるみを引き起こすUVA!
UVAは波長が長いため、肌の内部にまで侵入してダメージを与えます。
真皮層のコラーゲンやエラスチン繊維を壊し、ハリを低下させてしまうのです。その結果、シワやたるみなど見た目年齢の上昇に繋がってしまいます。しかもUVAによる光老化は、数年後にまで及ぶと言われています。
若いころに浴びたUVAが原因で、シワやシミができてしまうことも。
つまりUVAはエイジングの天敵とも言える、恐ろしい存在なのです。
UVBは「日焼け」や「シミ」だけでなく「皮膚がんの原因」にもなる!
UVBは肌の深い部分には届きませんが、皮膚表面に対する有害作用があります。
その症状が、日焼けやシミ、腫れや赤みなどの炎症などです。また、UVBはエネルギーが強く、肌細胞を傷つけたり、皮膚がんの原因にもなります。
パーセンテージは低いものの、UVBにも注意が必要なことが分かりますね。
≪UVAは屋内にいても対策を≫
UVAは雲やガラスでは遮断できないので、曇りの日や屋内でも油断しないようにしましょう。
何より大切なのは、こまめに日焼け止めを塗って
UVAをカットすることです。
なお、日焼け止めの表示では、「
PA」がUVA防御効果を表しています。
+の数が多いほど防御効果が高いのですが、一方で
肌への負担が大きくなるという面も否めません。そのため日常使いする日焼け止めでは、
+の数が1~2個のものを
こまめに塗りなおすことが一番の予防になります。
≪UVBは直射日光をさけて≫
UVBは晴れている日ほど強くなるので、日傘などで
直射日光をさけましょう。
日焼け止めの表示では、「
SPF」の数値で防御効果が表されます。
夏のレジャーや晴れた日に長時間でかける際は、
数値が高めのものを選びましょう。
2種類存在し、それぞれ怖い特徴をもつ紫外線。
日頃の美白対策で、白く若々しい肌をキープしていきたいですね。