そんな花粉症の症状を改善すると最近注目されているのが「納豆」のパワーです。
■腸内環境を整えて免疫力を高める
納豆が花粉症にいいと言われている理由の一つは、腸内環境を改善して免疫力を高められるという事です。
私たちの腸には約1000兆個もの腸内細菌が存在し、免疫力の約7割を司っていると言われており、腸内環境が悪化すると免疫力が下がり、花粉症の症状も悪化させてしまいます。
腸内環境改善と言えば、ヨーグルトなどに含まれる動物性乳酸菌がまず挙げられるかもしれませんが、納豆菌のパワーは動物性乳酸菌を超えるとまで言われています。
乳酸菌は胃酸に弱くなかなか生きて腸まで届きませんが、納豆菌は胃酸にも熱にも強く、生きて腸まで届き、腸内を酸性化させていきます。腸内が酸性に傾く事で善玉菌が増殖しやすくなり、悪玉菌が棲みにくい腸内環境を作る事が出来ます。
その結果、腸内環境が改善され、免疫力が高まり、花粉症の症状も出にくくなると言われています。
また、納豆菌は他の発酵食品と相乗効果でさらに免疫機能を高めるとも言われています。
納豆にプラスして、キムチやチーズ、ぬか漬けなども食べ合わせてみてくださいね。
■納豆のネバネバ成分、ムチンで粘膜の修復&抗アレルギー!
納豆の粘りにはムチンと呼ばれる成分がまれており、この成分は鼻の粘膜などを保護、修復してくれる作用があります。花粉症によって痛んだ鼻の粘膜を修復し、元通りの機能に戻してくれる働きがあります。
また、ムチンには抗アレルギー作用や抗炎症作用があるため、アレルギーの抑制に繋がると言われています。