ひとくくりに蕎麦といっても、黒っぽかったり、白っぽかったり色々と種類がありますよね?
どの蕎麦を食べたらいいのでしょうか?今回は、「白い蕎麦」「黒いそば」と大きく二つに分けてご紹介します。
【白い蕎麦】
蕎麦を挽くときは中心部分の柔らかい胚乳から粉になります。
それから、外側に向かって順に粉になっていきます。蕎麦を挽いた時に一番最初に出る真っ白な粉が「一番粉」、一番粉にならなかった胚乳や胚芽部分を粉にした「二番粉」、二番粉の残りの部分を挽いて粉にした「三番粉」と分けられます。
白い蕎麦は、「一番粉」から作られる上品な香りのそばで、更科そばと呼ばれます。
蕎麦の栄養素は殻に近いところに多く含まれるため、黒い蕎麦に比べると栄養価は高くないと言われています。
【黒い蕎麦】
「二番粉」「三番粉」を使った蕎麦や、黒い外皮を付けたまま挽いた粉を使った「田舎そば」は、黒くて、蕎麦の香りが強いのが特徴です。
また、ルチンの含まれる殻に近い部分が多いため、白い蕎麦よりも栄養価が高くなっています。
また、外皮を付けたまま挽いた蕎麦にはLPS(リポポリサッカライド)という、
体の免疫力を高める成分が含まれており、
あらゆる病気の予防に効果的と言われています。
・風邪やインフルエンザの予防
・花粉症
・高血圧
・アトピー性皮膚炎
などなど
また、
肌の新陳代謝が高まり、ハリやツヤを高めてくれる効果も期待できるそうです。
【韃靼そば】
私達が良く見かける蕎麦とは異なる品種で「韃靼そば」という蕎麦があります。
独特な苦みが強い蕎麦ですが、なんとルチンの含有量が普通の蕎麦の120倍とも言われています。
「蕎麦の健康効果を期待したい」という目的で蕎麦を食べるのであれば、黒い蕎麦や韃靼そばを食べるのがオススメです。
私達にとって、とても馴染み深い蕎麦にこんなに素晴らしい健康・美容効果があったなんて驚きましたね。毎日食べるのは難しいかもしれませんが、ぜひ意識して蕎麦を摂取してみてくださいね。手軽に蕎麦の効果を取り入れられる「そば茶」や「韃靼そば茶」などもありますので、ぜひ試してみて下さい。