CARE
日焼け止めだけでは夏の紫外線を予防できない?!体内ケアで紫外線予防と美肌を目指しましょう!
毎日強い紫外線が降り注いでいますが、紫外線対策は万全でしょうか。 帽子、日傘、アームカバーや日焼け止めなど、試行錯誤しながら紫外線対策をされていることでしょう。紫外線は、私たちの体内に容赦なく侵入してきて、体内の細胞を破壊し、しみやシワなどを加速させてしまうといいます。また、初夏から夏にかけてどのような生活を送ったか、スキンケアを行ったかにより、秋から冬にかけてのお肌の状態が結果としてついてくるといいます。 秋にお肌のトラブルが起こらないためにも、紫外線対策はしっかり行っていきたいですね! 紫外線は外からの予防だけではカバーしきれないといい、体内からのケアも行うことで、紫外線対策を最大限にできるといいます。 それでは、今回は体内からの紫外線対策の方法を一緒にみていきましょう。
「ターンオーバー」という言葉を耳にする機会は多いと思いますが、エイジングケアで大切なのは、このターンオーバーの正常化だといいます。それではターンオーバーを正しく理解していくためにも、しくみや乱れの原因などについてみていきましょう。
■ターンオーバーとは
ターンオーバーとは、お肌の新陳代謝のしくみのことであり、一定のサイクルでお肌が新しく生まれ変わることを指します。
■ターンオーバーのしくみ
皮膚は、表皮、真皮、皮下組織という3つの層から成り立っており、生まれ変わるのは表皮の基底層という部分です。この基底層から新しい皮膚の細胞がつくられて、上へと押し上げられて肌の表面に出てきます。そして、垢が古い角質として剥がれ落ちて新しい細胞へと入れ替わります。この繰り返しがお肌のターンオーバーのしくみです。
■ターンオーバーの乱れの原因
毎日の生活習慣やライフスタイルが大きく関係していると言います。
・睡眠不足
・ストレス
・紫外線
・疲労
・タバコ
・アルコール
・冷え
・便秘
・ダイエット
・運動不足
これらがターンオーバーの乱れを引き起こす原因になりうると言われています。
■ターンオーバーの正常化
ターンオーバーが正常であれば、約28日周期で行われているといいます。ターンオーバーの周期は年齢とともに長くなっていく傾向があるそうです。
下記が計算式になります、個人差もありますが目安として知っておくとよいでしょう!
・年齢×1.5~2=ターンオーバーの周期
年齢を重ねるにつれて、ターンオーバーの周期は長くなり、お肌の細胞が生まれ変わるまでの時間がかかるということになります。シミやシワが濃くなってしまったり、傷などの治りが遅かったりするのはこのためだということがわかりますね。
ターンオーバーは長すぎても短すぎても良くなく、年齢に応じたターンオーバーの周期を目指すことこそが正常化するということになります。
お肌の健康を目指すのであれば、やはりなんといっても生活習慣の改善が重要だといいます。その中でも、質のよい睡眠をとることが大切になってきます。
ターンオーバーが最も活発になる時間帯は22時~2時頃であり、その時間帯に眠っていることが理想的だと言われています。また、ターンオーバーを促進する効果がある成長ホルモンが多く分泌されるのもこの時間帯であり、眠りに入ってから3時間に深い眠りをとることが最も重要だと言われています。
睡眠時間が短かったり熟睡できない日が続くと、成長ホルモンに加えて女性ホルモンにも影響が出てくるといい、この女性ホルモンのエストロゲンの分泌が減ってしまうことにより、お肌の乾燥を招いて、ターンオーバーまでもが遅れてしまう原因になると言われています。
忙しい現代人には十分な睡眠時間を確保するのは難しいかと思いますが、質のよい睡眠をとる心がけをすることで、ターンオーバーが乱れることを減らせるといいますので、睡眠時間の見直をしてみてはいかがでしょうか。
また、ターンオーバーには洗顔との関わりも深いと言われており、正しいスキンケアの方法については、過去の記事を参考にしてみてください!
梅雨に肌荒れ?湿気の多い時期も私たちのお肌は乾燥している!?
お肌のターンオーバーを正常化するためには、必須アミノ酸を豊富に含んだ良質のタンパク質や、マグネシウムや亜鉛などのミネラル、良質の油を摂ることが大切だといいます。また、お肌を健康に保つためには、ビタミンA・C・Eの3種類が必須であり、特にこのビタミン類はお肌のターンオーバーに必要な栄養素です。
■栄養素別の食品一覧
・タンパク質:肉類・魚介類・卵類・大豆製品・乳製品
・ミネラル:肉類・魚介類・卵類・乳製品・ほうれん草・ひじき・ナッツ類
・油:オリーブオイルなど
・ビタミン:緑黄色野菜・キノコ・海藻類・果物・ナッツ類
食事のとり方は、一日3回に分けて、だいたい同じ時間帯に栄養補給をし、バランスよく摂取することが重要です。また、和食を中心とした一汁三菜のメニューを意識し、魚・肉・豆類・卵・野菜などをたっぷり摂ることをおすすめします!食品添加物や化学調味料などのカラダやお肌に負担のかかる成分を含むものはなるべく控え、手間ではありますが、手作りのものを作る心がけをしましょう。
いかがでしたでしょうか。
紫外線は一年中降り注ぎ、私たちの体内に侵入してきます。
紫外線を完璧に予防することは難しいですが、普段の生活習慣やスキンケアなど、体内外からのケアで紫外線対策を行うことで、お肌を最大限に守ることができ、健康的なお肌を維持することができるということがわかりましたね。
ターンオーバーの正常化で、全てのお肌の悩みが解決できるわけではありませんが、予防や対策はとても大切であり、バランスのとれた食事やスキンケア、良質な睡眠など、お肌だけではなくカラダも健康へと導いてくれます。
うだるような暑さで毎日大変ですが、基礎の生活に少し気を遣いながら、体内外からのケアを続けていくことで、お肌もカラダも健やかに秋を迎えることができるでしょう!