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100%の完治が現時点で難しい【アトピー性皮膚炎の対策法】
アトピー性皮膚炎になると、乾燥や汗、基礎化粧品などに含まれる化学合成物質など、さまざまな物質が肌ダメージを引き起こします。 ただ「今、自分は発症していないからから大丈夫」と考えるのはNGです。 なぜなら<span style="color: #d02a6c;">日本人の30%が遺伝によるアトピー素因を持っている</span>と言われており、30~40代になってから発生する場合もあるからです。 今回は、このようなアトピー性皮膚炎について対策法をご紹介します。
一般的には遺伝や偏った食事や生活、ストレスなどがアトピー性皮膚炎の原因と言われていますが明確な答えは出ていません。このようなさまざまな原因が複雑に絡み合っているため、アトピーの原因は自分自身で模索することが大切になってきます。
アトピー性皮膚炎の発症には免疫力が大きく関わっていると言われています。
免疫力を支えるカギとなるのが、血液中のリンパ球や顆粒球などを含む白血球です。健康的な状態であれば、顆粒球とリンパ球のバランスが保たれています。
しかし不規則な生活やストレスなどが続くと、顆粒球だけが増えてしまいます。すると顆粒球とリンパ球のバランスが崩れて、免疫力が低下してしまいます。それにより、普段では刺激とならないものでも肌にダメージとなってしまうのです。
さらに顆粒球が寿命を迎え死んでしまう時に、大量の活性酸素を放出します。活性酸素は体内でとても大切な働きをしますが、増えすぎるとその強力な酸化力で内臓や血管に障害を引き起し、アトピーの原因にもなるのです。
アトピーは、遺伝的要素が大きいのですが、成人してから発症する原因をいくつかご紹介します。
・腸内環境の悪化(免疫細胞は腸で作られるため)
・虫歯治療(重金属アレルギー)
・口呼吸(汚染された空気が喉に触れることで、免疫力が下がるため)
・噛み合わせが悪い
・骨格異常(一般レベルの歪みではなく異常レベルである方が多い)
上記以外にも、不規則な生活や食事がストレスとなり、自律神経のバランスが崩れてアトピー性皮膚炎の発症や悪化を引き起こすケースもあります。
アトピー性皮膚炎で一番大切になるのが、「掻かない」こと。まずは、掻き癖を直すように心がけましょう。
そして、一時的に症状を抑えるステロイドを塗って完治を目指すのではなく、同時に体質を改善していくことを第一に考えてください。
1つのポイントとなるのが、私たちの体を作る食事です。
洋食は避け、出来る限り和食を取り入れることが大切です。また、以下に挙げる食品を参考に、アトピーを悪化させない食生活を送りましょう。
【アトピーを悪化させる! 避けるべき食品】
・砂糖
・アルコール
・香辛料などの刺激物
・ココア、チョコレートなどのカカオ系のもの
・油(オメガ6リノール酸のオイル。オリーブ油は早く使い切ればOK)
・食品添加物、加工食品
皮膚で起こっている炎症には活性酸素が大きく影響を及ぼしていることから、栄養療法で活性酸素除去対策を行うことも大切です。
緑黄色野菜、玄米や雑穀などでビタミンやミネラルを摂る、現代人に不足しがちな亜鉛をサプリメントなどで摂取するなどして、抗酸化物質を積極的に取り入れましょう。
さらに乳酸菌をとって腸内環境を良くすることも大切です。
特に乳酸菌のなかでも「L-92乳酸菌」がアトピー症状を改善するとしてデータを示しています。
出典:環境・生活習慣型アレルギーケアフォーラム
http://alle-forum.jp/labo/
アトピー性皮膚炎の方の肌は、乾燥しやすく肌のバリア機能が低下しています。そのため、保湿ケアが重要になります。
化粧水は保湿力の高いセラミドなどが配合されたものを使用し、オイルや保湿クリームなどでしっかりとフタをしましょう。基礎化粧品には、化学合成された添加物をできるだけ含まないものを使用して肌を労わります。
また、紫外線対策も重要です。ただ、日焼け止めに含まれている成分が肌に悪影響を与える恐れがあるので、無添加のパウダーファンデーションを日焼け止めとして使用することをオススメします。
まずは毎日の生活を見直し、少しずつアトピー性皮膚炎対策を始めてみてください!
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