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大石先生×催さんインタビュー
大石真己 先生東京理科大学薬学部製薬学科
国立がんセンター研究所生物学部細胞調節機構研究所を経て、現在スノーデン株式会社執行役員 医学部長
日本胎盤臨床医学会 学術担当理事
現代プラセンタ研究の第一人者とも言える大石先生に、貴重なお話をうかがうことができました。
miko:大石先生、本日はよろしくお願い致します。まず、基本的な質問からになりますが、「プラセンタとは何か」教えていただけますか?
大石先生:プラセンタとは英語で「胎盤」のことです。
語源はラテン語と言われていて、プラセンタという名前の「プレート状のケーキ」に人間の胎盤の形が似ていたことから、胎盤をプラセンタと言うようになりました。
胎盤はお母さんが胎児を育つ大切な器官で、プラセンタの中には赤ちゃんを育つ必要な栄養が全部入っているんです。 胎盤の謎を紐解いていけばすべての病気が治るではないか?とまで言われています。
miko:それでは、プラセンタの歴史はいつ頃からでしょうか?
大石先生:古代エジプトでは、人間の胎盤はそのままだと腐ってしまうので、日干し等、乾燥させてビーフジャーキーのようにしていたと言われています。
中国では古い薬の書物が残っていて、今から1600年前から胎盤を使っていたという記録があります。その後、「紫河車」という漢方名で知られるようになり、病気になった時に煎じて飲んでいて、昔は主に食べ物として使われていました。 プラセンタエキスとしては、近年の話しになりますね。 プラセンタの近代研究はロシアが発祥で、1960年代の戦後から日本でも研究が始まりました。
弊社で取扱っている馬の胎盤は、ニュージーランドのサラブレッドなので非常に厳しく管理されています。競走馬のサラブレッドは血統がとても重要で、10代~20代祖先まで全部わかるように記録しています。
miko:日本でも北海道に競走馬がありますが、ニュージーランドの競走馬との違いは何ですか?
大石先生:サラブレッドの「ブレッド」は血という意味で血統を示しており、「サラ」はさらに一つという意味を示しています。「たった一種類しかない血統」という意味なので、ニュージーランドやアメリカや日本のサラブレッドも同じ資質もっています。
ただ、化粧品というのは薬事法に基づく製品なので「健康な馬の胎盤」ということがとても重要になります。
日本のサラブレッドも健康ですが、明確な基準が無く、書類も残ってないことが多いので証明が難しいです。 一方でニュージーランドのサラブレッドは、ニュージーランド政府の元で「無病証明」を発行されています。
日本はサラブレッドを輸出しないので、農場レベルで健康だと言うことはできますが、一つ一つの牧場が違う体制で馬の管理を行っているため、全ての書類を集めることが難しいです。 なので、弊社の基準としては日本国内ではなく、「無病証明」など基準がしっかりした馬を探した結果、ニュージーランドのサラブレッドを使うようになりました。
イギリス連邦では、馬は人間の友達でとても大切にするため、日本よりもさらに管理レベルが高く、これ以上の育て方はない程に貴重に育ています。なので、我々はトレーサビリティがある形で、安全・安心な胎盤のみを取り扱いしております。
miko:なるほどですね。だから、高い安全性を保持できるわけですね。
それでは、先生、プラセンタエキスのアンチエジング効果効能とは、どのような意味で取らえたら良いでしょうか?
大石先生:例えば、高麗人参を食べると元気になることは事実ですが、体にいいものと知ったのは偶然です。 けれども胎盤という物は体を守って育てるためにできた、元々僕らの体を正常にさせる役割が胎盤であり、胎盤が体にいいのは偶然じゃなくて必然です。
赤ちゃんを正常に育てようとしているのが胎盤なので、つまり基本的に胎盤を使うと赤ちゃんの状態に持ってこうとします。今よりも5歳~3歳前の状態に持っていこうとしていることがアンチエジングです。
江戸時代には日本でも胎盤を食べる風習があり【若返り妙薬】とも言われていました。胎盤は基本的に、食べようが、注射を打とうが、塗ろうが、体を赤ちゃんのような正常な状態に持って行こうしているので、基本に体は健康になります。
体が健康になると、お肌がキレイになる。肝臓が元気になれば、肝臓病が治るし、ホルモンバランス良くなれば、ホルモン病気がよくなります。体を正常な状態、つまり健康にします。
miko:プラセンタは、我々の健康の源でもありますね。
大石先生:プラセンタは、体の中に入ってから元に戻す力があります。
塗っても、食べても、体の中に入ってきて、とにかく疲れた細胞を元気させる力が非常に強いんです。例えば子ともが風邪で寝込んいると、サッカーができる子でもできなくなるし、音楽が上手に歌える子だって歌えないですよね、けれでも、体が元気になったら何でもできるようになります。 プラセンタで弱っている体を元気に元に戻ったら肌はハリがでるし、髪はボリュームが出ます。
つまり、本来の状態に戻し20代~10代の若い頃に持って行こうしているんですよ。
miko:プラセンタの力というのは、本当に凄いパワーを発揮するのですね。プラセンタを使用したことがあるお客様からは、どんなご声が多いですか?
大石先生:ほとんどの所に効果が期待できます。自分が一番気になる所から結果出ますよ。
体の全体的に効きますが、やはり自分が気にしている所が、一番目立ってわかるようです。 プラセンタというのは、トラブルがある場所でそのトラブルを改善しようと働きます。どこのトラブルかによって使い方が違います。
例えば、シミを何とかしたい場合はシミが気になる部分にプラセンタの濃度を高めて塗れば、より効果的ですし、また睡眠不足からくる肌のくすみには、プラセンタを食べたほうがいいですね。
どこにトラブルあるかによって使い方を変えたほうが良いと思います。化粧品というのは、基本的に皮膚上だけに塗ってはあまり意味がなくて、皮膚の内側に入っていかなければなりません。肌に塗るときは、きちんとした洗顔して、余分な油分を洗い流すてからプラセンタを塗ると入りやすいです。
miko:他社プラセンタエキスとの違い、または、その特徴を教えていただけますか?
大石先生:プラセンタは、抽出の方法で物が全然変わっていきます。
よく説明に使うのがは大豆のお話です。豆乳、味噌、醤油、全部大豆エキスですが、全部違う物ですよね。作り方によってエキスは全然違うものになります。
スノーデンのプラセンタエキスと同じ作り方する会社は他にありません!
というのは我々は、30年以上前から「酵素分解法」という抽出方法でプラセンタエキスを作っているんですが、その当時は弊社しかありませんでした。その時から、プラセンタの効果を最大限に引き出す「独自の酵素分解法」を編み出してきました。
最近では、酵素分解法で抽出する企業も増えましたが、我々はもう30年以上前から積み重ねてきた「ノウハウと研究コストと品質基準」を考えた時に、他社は真似して作ることは難しいと考えられます。
miko:現代社会は、防腐剤、エタノール、パラベンを使用した商品がたくさんあり、化学物が世の中に多いと危惧しています。
大石先生:現代は、長生きできる時代ですよね。楽しい時代を送ることが大切です。
今日本は生活環境が過酷過ぎるので、体をどんどん自分で悪くしています。だから、お肌は脆弱になっていますが、長い間お肌は過酷な状態にさらされていますので、きちんとしたスキンケアを行うということは必須になります。
最近、防腐剤は本当に問題になっています。
防腐剤は「必要悪」と言われており、防腐剤を入れなければ、内容物が劣化し肌に刺激が起こる場合があります。他のもので補えるのであるのならば、また使わなければ、「悪」が少なくなるのです。
今回モナール化粧品のプラセンタ美容液は、防腐剤が少ない処方ですよね。スポイトではなくて、小さい瓶6個に分けて入れているため、開いている時間が短くて済むので、雑菌が入る可能性が少なくなります。このように、使用状況と防腐力のバランスを見ながら、防腐剤をギリギリのところを狙って作ることは、とても大切なことで正しいことです。
miko:消費者の目線で、プラセンタ商品を正しく選ぶ方法、あるいはプラセンタエキスを使用するにあたっての注意点などありましたら、教えてください。
大石先生:質の悪いプラセンタエキスに当たらないことが重要ですね。プラセンタがブームだからと言って、新しく参入してくる会社もあります。
研究開発して物を世に出すまでには、かなりの時間が掛かりますが、研究を十分にやってないのが多いです。それと使用について一番重要なのは、「感染症対策」です。
一般の方は原料について詳しく調べることが難しいので、専門家である我々が商品を作って提供している側から、安心・安全な良い原料を使用した商品をお客様へ届ける義務があると思います。だから、提供側でしっかりと「正しい知識をお客様に伝える工夫が必要」かと思います。
miko:最後に、プラセンタを使ってみたい、というお客様へのメッセージを頂けますか?
大石先生:プラセンタは我々を健康にするために出来た物であります。
基本的に我々の「源」であり「味方」でもあります。私達が弱っている時に助けてくれる存在なので、体を崩した時、お肌の不調な時はファーストチョイスでプラセンタを試してみることが一つの方法です。
かなり多くのものは、プラセンタで救われると思いますよ。