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インフルエンザ予防に「お茶」が効果的?!20分ごとに飲んでインフルを吹き飛ばそう!
毎年この時期大流行するのがインフルエンザですね。 ワクチンを摂取したり、うがい手洗いを徹底してインフルエンザの予防対策を徹底している方も多いのではないでしょうか? しかし、どんなに徹底してもなぜか感染してしまう方も多いはず。 インフルエンザの感染経路を理解し、正しい方法でウイルスを予防しましょう。
インフルエンザの感染を予防するためには、まずインフルエンザウイルスがどのようにして感染するのか、感染経路を知る事が大切です。
インフルエンザの感染ルートはいくつか考えられますが、その中でも感染に気を付けたい2つの経路をご紹介します。
■飛沫感染
インフルエンザウイルスに感染している人が、咳やくしゃみをしたとき、唾液や鼻水と一緒に空気中にウイルスが飛散します。このウイルスを周りにいる人が吸い込み感染するのが飛沫感染です。
インフルエンザウイルスは、一回の咳で約10万個のウイルスが約2m飛散し、一回のくしゃみで200万個のウイルスが約3m飛散すると言われています。
例えば電車の中や混雑している場所でインフルエンザに感染した人がくしゃみをしたとして、約半径2m飛散すると考えると、多くの人がインフルエンザに感染する恐れがある事がわかりますね。
この飛沫感染がインフルエンザ流行の最大の原因だと言われています。
■接触感染
インフルエンザの感染ルートは飛沫感染だけではありません。
インフルエンザウイルスに感染した人が咳やくしゃみを手で押さえると、その手にインフルエンザウイルスを含む鼻水や唾液が付着します。
その手でドアノブや電車のつり革など周囲のものを触るとその部分にウイルスが付着し、他の人がその部分に触れる事でウイルスが付着してしまいます。
その手で食べ物を食べたり、鼻や口に触れる事でインフルエンザウイルスに感染してしまいます。
特に同じ家に暮らす家族がインフルエンザに感染した場合やインフルエンザ流行の時期に公共機関を利用した際に気を付けたい感染ルートですね。
因みに、インフルエンザウイルスの生存時間は、飛沫したウイルスが付着した場合およそ2~8時間と考えられています。
それでは、どのようにインフルエンザを予防すればいいでしょうか?
実は、インフルエンザウイルスは喉の粘膜から侵入して感染します。
私たちが呼吸するときに吸い込んだ空気には、ほこり、カビ、細菌、ウイルスなど様々な異物が含まれています。
それらの異物を体の中に届かないようにしているのが、気道の内側を覆う粘膜と線毛です。通常、体内に入ろうとしたウイルスは粘膜により捉えられ、線毛の動きで異物を体外へ鼻水やタンと言う形で排出します。
しかしこの線毛は寒さと乾燥に弱く、インフルエンザの流行する時期に動きが鈍くなってしまい、侵入してきたインフルエンザウイルスを体外に排出できずに喉にとどまってしまいます。
この線毛の動きを活発にするためには、水分をこまめに補給して常に喉を潤わせておくことがとても大切なのです。また、水分を取る事で、のどに付着したウイルスを胃まで流すことができます。
胃まで流れてしまえば、胃酸の殺菌効果で感染しずらくなると言われおり、その点からもこまめな水分補給はインフルエンザ予防にとても効果的と考えられています。
この喉に付着したウイルスが細胞の中へ侵入する時間は、だいたい20分程と言われているため、10~20分おきに一口でもいいので水分を補給してください。
特に、緑茶を飲むと効果的と言われています。
お茶に含まれるカテキンには抗菌・抗ウイルス作用があり、インフルエンザウイルスに対する感染抑制効果が確かめられているそうです。
ペットボトルのお茶で十分ですので、積極的に緑茶を摂取してくださいね。
この方法は、病院のお医者さんも実践しているそうですよ!
■マスクを付ける
実は、マスクをしてもインフルエンザウイルスを完全に防ぐことはできません。
インフルエンザなどのウイルスの直径は約0.1マイクロメートルほどで、通常のマスクの網目よりも小さく、通り抜けてしまうので、空気中に漂っているインフルエンザウイルスを防ぐのは難しいと言われています。
しかし、マスクには口内や鼻の中の乾燥を防ぎ、湿度を保つ事で効果を期待できるため、ウイルスの予防に効果的と考えられています。
また、すでにインフルエンザに感染している方は、周りのへの感染拡大を防ぐため必ずマスクをしてくださいね。
くしゃみや咳など、ウイルスを含んだ水分の飛沫は5ミクロン以上の飛沫と言われていので、マスクで防ぐことができます。
■手洗い
インフルエンザの予防で多くの方が意識しているかと思いますが、手洗いもとても重要です。
インフルエンザが流行している時期には電車のつり革、ドアノブ、手すりなど、様々な場所にウイルスが付着していると考えられます。
そういった接触感染を防ぐためにも、この時期には頻繁に手を洗うよう心がけましょう。
また、手の洗い方にも気を配って下さいね。
手のひら、手の甲、指の間や爪の間、手首など、20秒ほどかけて念入りに洗ってください。
しっかり洗ったつもりでも、親指の付け根や指先などは洗い残しが多い部分だそうです。
■適度な湿度を保つ
インフルエンザウイルスは空気が乾燥する事で拡散してしまいます。
加湿器などを使って、インフルエンザウイルスの感染力が低下する「温度20度以上、湿度50~60%」を保つよう心がけてください。
また、うがいや十分な睡眠、栄養バランスの取れた食事を摂る事もインフルエンザの予防に効果的と言われているので、どれか一つの予防方法を実践するのではなく、色々な方法を併用してインフルエンザを予防してくださいね。