LIFESTYLE
【体感マイナス4℃?!】夏にオススメ!暑さを和らげるペパーミントの効果とは?!
夏本番!連日のうなるような暑さで、心も体もぐったりしていませんか? エアコンのきいた部屋で快適に過ごしていても、一歩外へでればサウナのような暑さですよね、この室内外の温度差で体調を崩してしまったり、つい暑くて冷たい物を飲みすぎたりして、食欲の低下などを起こしてしまったりなど、夏を乗り切るのは本当に大変ですよね。 今回は、そんな夏の暑さを快適に過ごすためのアイテムとして、みなさんがよくご存知の ペパーミントについて、効能や活用法などをご紹介していきます!
ペパーミントといえば、スーッと清涼感のある爽やかな香りが特徴的で、ガムや飴などのお菓子に使用されたり、ハーブティとして飲むなどとても馴染みの深いものですよね。
そんなペパーミントにどんな歴史にどんな歴史があるかご存知ですか?
ペパーミントは、シソ科の多年草で、スペアミントとウォーターミントの自然交配種であり、原産地はヨーロッパ大陸です。古代ギリシャやローマではミントは生活の一部として多く利用されており、食べ物や飲料の風味づけ、さらに年代が進むと、浴用香料、歯磨き粉、タバコの臭い消し、虫除けなど多岐に渡り使用されていたと言われています。
日本では、お菓子や飴などに使用されているハッカ(薄荷)が有名ですが、この和種ハッカは中国から渡来し、9世紀の書物には薬として使用されていたという記載があると言います。また、ペパーミントが日本に伝えられたのは江戸時代の頃で、商業として栽培されていたのは主にハッカだったと言われております。ハッカもペパーミントも、スーッとするメントールの成分が多く含まれておりますが、特にハッカはペパーミントの2倍近くのメントールが含まれています。このメントールには、清涼効果や殺菌効果、また血管を広げる効果があるとされており、その他にも多くの効果が期待できるといいます。
ミントといえば、みなさんが多く親しみがあるのが、お菓子やミントティなどの食べものや飲み物ですよね。
ヨーロッパでは、葉を摘み取り乾燥させたものをハーブや薬味として利用したり、花を枝ごと水蒸気蒸留して精油として抽出し、香料として利用されたりと、多岐に渡りミントは利用されています。日本でも今日お店などで数多くのミントやハーブの商品が見受けられるようになりました。それでは、ペパーミントの活用方として代表的なものをご紹介していきます!
<食用として活用>
ペパーミントはお砂糖とよく合うため、甘いお菓子にもよく使われます。また、お肉料理や野菜料理などにも利用されます。生の葉を利用するか、乾燥させた葉を利用するか、または、精油をエッセンスとして使うのかでも合う料理が変わってくるといいます。ペパーミントの生の葉での利用は、苦み成分が含まれているため、サラダなどで使う場合は少量での利用にするとよいでしょう。
また、葉をすり潰してチョコレートムースやホイップクリームなどにまぜ入れたり、シャーベットに加えたり、アイスやケーキなどのデザートに添えて香りやワンポイントの飾りとして活用して楽しむのもいいですね。
<飲用として活用>
ミントティとして活用するのがおすすめです。簡単に作り方をご紹介します。
生の葉の場合は、手でちぎり5枝ほどをティーポットに入れ、お湯200㏄を注いで3~5分ほど待ちカップに注いで完成です。
乾燥した葉の場合は、そのままティーポットに葉と熱湯を入れ、3~5分ほど待ちカップに注ぎます。ミントだけのハーブティが苦手と感じる場合は、はちみつやお砂糖、レモンやジャムを加えたり、また、紅茶に混ぜて飲んでみると飲みやすくていいそうです。
飲用することにより、リラックス効果や鎮静効果、消化促進や風邪の初期症状などに効果があるといわれています。
<精油として活用>
ペパーミントは香りを嗅ぐだけで、カラダがひんやりと涼しさを感じ、体感温度を下げる効果があると言われています。実際、香りを嗅ぐことで、4℃も体感温度が下がるという実証結果が出ているといいます。
熱帯夜には、ルームフレッシュナーを利用したり、アロマディフューザーを利用するなど、室内にペパーミントの香りが行きわたり、爽やかな香りが暑さをやわらげてくれるでしょう。
<入浴として活用>
メントール成分は毛細血管を刺激する作用があり、血行促進に役立つといいます。脳へ冷たいと感じる刺激を与えることにより、体を温めようと働きかけてくれ、新陳代謝がアップし、冷えの解消にも効果的だといいます。
入浴剤として、生の葉を使用する場合は、お茶パックに葉を入れ、お湯の中で少し揉み香りを出しましょう。乾燥した葉でも同様に利用できますし、精油よりもまろやかで使いやすいです。また、生の葉を煮立てて出汁を湯に混ぜる方法もありますが、お好みで試してみてはいかがでしょうか。市販のアロマオイルを使用する場合は、湯船に3〜4滴垂らして軽くかき混ぜて全体にアロマが行きわたるようにしましょう。
メントールの清涼感や疲労回復を促す効果があるミントのお風呂ですが、直接皮膚にふれるため商品によっては注意が必要な場合がありますので、安全な使用を心がけてくださいね!
ペパーミントの有効成分は、精神面と肉体面のどちらにも働きかけてくれることがわかりましたね!
他にも、簡単にリラックス効果を得たい時は、ペパーミントの精油をハンカチやティッシュに垂らして、香りを嗅いでみることにより、暑さの不快感を軽減しリラックスできますよ。
このように、食べたり飲んだり香ったりと、様々な方法で親しまれているペパーミントですが、どのような効果があるのでしょうか?詳しくみていきましょう。
【ペパーミントの代表的な効果】
■胃もたれ・胸やけ・消化促進・食欲不振
消化を助けてくれるため、食べ過ぎや胃もたれ、また乗り物酔いにも効果的です。
■風邪・上気道カタル(鼻腔、鼻咽腔、咽頭、喉頭)
熱を覚ます効果があるため、発熱時に体を冷ましてくれます。
抗ウイルス、抗菌、免疫強化などの作用があります。
■不眠・ストレス
鎮静効果があるため、寝る前にミントティを飲むとリラックスして眠りにつけます。
■過敏性腸症候群
鎮痙作用があり、胃痙攣による痛みを鎮めてくれる効果も期待できます。
■筋肉痛・神経痛
炎症を抑える抗炎症作用や鎮痛効果があり、筋肉の痛みを和らげてくれます。
■下痢・便秘・腹部膨張感
消化管内の筋肉を刺激して、鼓脹運動を促進する効果があります。また、筋痙攣を軽減する働きがあるため、便秘に良い効果をもたらします。
■口臭予防・口腔粘膜炎症
殺菌作用により口臭の原因となる口腔内の細菌の増殖も抑えてくれるため、口臭予防に効果的です。
■眠気・集中力欠如
中枢神経を刺激し、脳の働きを活性化してくれます。また、眠気を吹き飛ばし、集中したいときに効果的です。
■吐き気・消化不良
精油成分には大腸菌や黄色ブドウ球菌に対しての抗菌作用があるため、消化不良や吐き気にいいと言われています。
ペパーミントの効果を並べてみると、様々な作用に有効だということがわかり、色々な方法で活用していきたくなりましたね!
なんと言ってもミントの最大の特徴は、スーッと爽やかなメントールが豊富に含まれていることで、この清涼効果を活かした化粧品類も幅広く使用されています、ただ、お肌の弱い方は刺激が強すぎることもありますので注意して使用するようにしましょう!
いかがでしたでしょうか。
ペパーミントは古来から人々の暮らしの中で、身近に利用され親しまれてきたことがわかりましたね。生活と共に活用の仕方や方法が多様されて、現在では多くの商品がスーパーに並んでおり、手軽に手に取ることができます。また、ペパーミントは繁殖力が高く手間がかからないため、家庭菜園は初心者という方でも簡単に育てられますので、ぜひこの夏に試してみてはいかがでしょうか。
それでは、ペパーミントの爽やかな香りやクールダウン効果を活用して、残りの夏を快適に過ごしていきましょうね!