HEALTH
カラダに美味しい「お茶」を知って 美容と健康を手に入れよう!
みなさん、お茶は良く飲まれますか? お茶というと、日本人なら誰でも口にする飲み物ですよね。 代表的なものは緑茶ですが、紅茶、麦茶など口にする機会も多いのではないでしょうか。 日本食や和菓子にはやっぱり緑茶が合いますし、洋菓子には紅茶、夏には老若男女問わず麦茶なども良く好まれて飲まれることでしょう。 そんな、毎日飲む「お茶」について、美容と健康によいとされるお茶選びから、成分や効果なども詳しくみていきましょう!
お茶の歴史を紐解くと、中国の歴史の中で紀元前2700年ごろに発見されたとされており、紀元前1世紀ころにはすでに飲茶の習慣が確立され、売買も盛んに行われていたと言われており、主に上流階級に嗜好品として愛飲されておりました。
3世紀の三国時代、朝廷ではお茶はお酒と同等に扱われていたようで、そののちに、客人をもてなす時など、次第に社交の場の飲みものとして広く用いられるようになり、唐の時代になると、お茶を飲む習慣は全国に広がっていったそうです。
次に、日本人とお茶の出会いについてみていきましょう。
日本のお茶のはじまりは、鎌倉時代の頃、唐へ留学していた高僧たちがお茶を日本へ持ち帰り、木を植えたのがはじまりとだと推定されています。
中国と同様、日本でもお茶は非常に貴重で、僧侶や貴族階級などの限られた人々だけが口にすることができたといわれています。
そんな古くから親しまれていた高級なお茶が、今では誰でも気軽に口にすることができるようになりました。ただ、お茶は今でも高価なものですし、贈答品として大変喜ばれる品です。
歴史を知ると、お茶を口にする際に少し特別な思いになれますね!
お茶はカラダの調子を整えてくれるものや、美容や健康に効果のあるものなどたくさんの種類があります。日々、体調を整えて元気に過ごしてゆきたいですよね!
それでは、健康やダイエット、美容に効果的なお茶の種類をみていきましょう。
■健康、ダイエットに効果的なお茶
・どくだみ茶 (解毒作用や利尿作用などデトックス効果有り)
・ごぼう茶 (脂肪吸収の抑制、腸内環境改善、食物繊維やポリフェノールが豊富)
・桑の葉茶 (便秘改善や血糖値を抑え脂肪蓄積を予防)
・ほうじ茶 (緑茶に比べカフェインやカテキンも少なめ)
・プーアル茶 (脂肪分解の働き)
・ゴーヤ茶 (脂肪燃焼を高めて、血糖値上昇を抑制)
・ウコン茶 (ノンカフェイン、脂肪燃焼効果もあり、お酒が多い方におすすめ)
・杜仲茶 (ノンカフェイン、コレステロールの吸収抑制)
・烏龍茶 (脂肪の吸収を抑制)
・マテ茶 (豊富な栄養がありダイエット中の栄養不足に)
・ギムネマ茶 (甘いものが好きの方へおすすめ)
・ガルシニア茶 (空腹感をおさえられ、体脂肪の合成を阻害する)
■美容に効果的なお茶
・緑茶 (カテキン効果で殺菌や美容効果も)
・黒豆茶 (アントシアニンが豊富、イソフラボン、脂肪抑制のシアニジン)
・タンポポ茶 (むくみ改善、便秘解消など)
・ハトムギ茶 (むくみ解消、肌荒れにも)
・柿の葉茶 (緑茶の20倍のビタミンC、美白・美肌効果)
・ルイボスティー (美容、妊婦さんにもおすすめ)
・アシタバ茶 (ビタミンB、クロロフィルなどが豊富)
・ハーブティー (代謝や消化をサポート、美容効果も※種類により効能が異なる)
カラダによいお茶ってこんなにたくさん種類があるのですね!
お茶により効能が異なりますので、目的に応じて上手に取り入れてみてはいかがでしょうか。
お茶のおいしい淹れ方はご存知でしょうか。
緑茶、紅茶、ハーブティー、野草茶など、お茶の種類によっておいしい淹れ方もさまざまです。
お湯の沸かし方や淹れ方に少し気を使うだけで、味も香りもグッと美味しくなるそうですよ!
それでは、お茶をおいしく淹れる温度とお茶の関係をみていきましょう。
■高温向きのお茶
・玄米茶
・ほうじ茶
・紅茶
・ウーロン茶
・煎茶
■低温向きのお茶
・玉露
玄米茶やほうじ茶は高温でサッと抽出し、香りや渋みを楽しめます。
玉露などは、低温で時間をかけてうまみを引き出して、渋みを抑え、まろやかな味が楽しめます。
お茶の種類により適しているお湯の温度があるのは、浸出するお茶の香味成分が異なるためであり、カテキンの渋み成分は80度以上の高温で、アミノ酸の旨み成分は50度以上の低温で溶け出しやすいとされているそうです。
これで、お湯の温度はお茶のおいしさを引き出す重要なポイントだということがわかりますね!
次にお茶のおいしい淹れ方のコツをご紹介します。
1.水
お茶をおいしく淹れるには、水に気を使うとよいそうで、とはいえ、必ずミネラルウォーターでなくてはいけない、という訳ではありません。
水道水の塩素の臭いが気になるときは、汲んだ水を数時間置いておくと臭いが気にならなくなるそうです。
また、ミネラルウォーターを使用する際は、軟水がおすすめです。硬水は日本茶には不向きだそうです。
2.お湯を沸騰させる
水道水のカルキ臭を抜くには、一度沸騰させるとよいとのことで、沸騰したら火を止め、弱火にして数分沸騰させ続けるとさらにカルキ臭を抑えられるそうです。
3.お湯を冷ます
お湯の温度はお茶のおいしさを引き出すのにとても重要です。
お湯の温度が高すぎても低すぎてもお茶の渋み成分のカテキンが出過ぎてしまうそうです。
4.茶葉の量は適量を
茶葉の種類により使用する量も多少異なりますので、茶葉別に量をチェックしてみてください。
2人分のお茶を淹れる際、例えば、煎茶ですと4~5gの茶葉、玉露ですと6~7gと少し多めになります。
5.蒸らし時間を作る
おいしいお茶をいれるのに、蒸らし時間もとても大事な工程です。
煎茶ですと20〜30秒ほど、玉露ですと2〜3分ほどゆっくり待つのがおすすめだそうです。
6.均等に注ぐこと
お茶を注ぐ際に、茶碗に注がれたお茶が均一の濃さになるように順に注いでいきましょう。
最後の一滴まで注ぐことがコツの一つだそうです。
使用するお水やお茶の温度など、ひとつひとつ丁寧に工程を踏むことで、おいしいお茶を淹れることができるのですね。これで、淹れ方のコツをつかむ事ができましたね!
いかがでしたでしょうか。
お茶は種類により効能や成分の違いがあるので、目的別に取り入れるとよいですね。
また、お茶の適度な温度や淹れ方などを知ることで、普段より一段と美味しいお茶を楽しめるのではないでしょうか。
健康やダイエット、美容に効果的と言われているお茶ですが、薬ではありませんので、効果はゆるやかだといいます。ですから、日常的に飲む習慣を作ることが大切なようです。
効果別でお茶を取り入れたり、季節に応じて飲み方を変えてみるなど、一杯のお茶で、健康やキレイを目指していけたら楽しいですね!