SKIN
待って!その肌のベタつき、乾燥が原因かも?!インナードライ肌にご注意!
最近肌がべたつく、テカリが気になる、脂っぽくて大人ニキビが出来てしまう・・・ こんなお肌が状態になると、洗顔をしっかりする、あまり保湿力のないスキンケア用品を使用するなど肌の油分を取り除くようなスキンケアをする方が多いのではないでしょうか? 待ってください、もしかしたらその肌状態、お肌の乾燥が原因で起こるインナードライかもしれません!
インナードライとは、肌の表面は脂っぽいのに、肌の内側は水分不足で乾燥している状態です。肌表面の皮脂が多い為、脂性肌と間違われることが多い肌状態と言えるでしょう。
<こんな肌状態の方はインナードライかも>
●目元や口元はカサカサしてるのに、頬やおでこは脂っぽい
●汗をかいている訳じゃないのに化粧が崩れやすい
●洗顔直後は突っ張るのに、時間を置くとベタつく
●肌のキメが粗い、毛穴が目立つ
●肌がゴワつく
●保湿には気を使っているはずなのに乾燥する
●メイクのノリが悪い
当てはまる項目はありましたか?
インナードライ肌は角質層の水分保持力の低下が原因で起きてしまいます。
つまり、「乾燥」ですね。
人間の肌の角質層は、皮脂、天然保湿因子(NMF)、角質細胞間脂質の3層で成り立っており、ここ角質層が外部のバリア機能として様々な外部の刺激から肌を守る役割とさらに、肌の水分を保持する「保水機能」としての役割を担っています。
しかし、紫外線ダメージやストレス、洗顔のし過ぎなどの間違ったスキンケアなどの影響で角質層が水分を保持できなくなり水分不足になると、肌のバリア機能が弱まってしまいます。すると、肌は乾燥を防ごうと過剰に皮脂を分泌するようになってしまうのです。
これが肌のインナードライ肌のメカニズムになります。
もしかして、この皮脂をどうにか取り除こうと、あぶら取り紙で皮脂を拭き取ったり、ゴシゴシ洗顔をしたりしていませんか?
それはNG。この間違ったスキンケアが原因でさらにお肌から水分が逃げてしまい皮脂が分泌される、そんな悪循環に陥ってしまうのです。
皮脂を取り過ぎたり、洗浄力の強い洗顔料で肌を洗う事は、お肌の乾燥を悪化させてしまう為、インナードライのケアには逆効果なので気を付けたいですね。
インナードライ肌の方は皮脂が多いからと言って保湿ケアを怠りがちですが、それは皮脂の過剰分泌の悪循環に繋がります。
洗顔後、化粧水だけで済ませるのではなく、保湿成分配合のクリームなどでしっかりフタをしてお肌の潤いを逃がさないようにしてください。
特にオススメなのが、「セラミド」や「ヒアルロン酸」配合の保湿剤です。
セラミドは肌の角質層にある細胞間脂質に含まれており、水分を抱え込み保水する性質を持っています。
インナードライのお肌はセラミド不足と言われているので、セラミドを補給してあげることで肌内部の水分の蒸発も防いでくれ、水分量のアップも期待できます。
ヒアルロン酸は皮膚の奥深くに位置する真皮にあり、コラーゲンやエラスチンなどの美容成分の隙間を埋める役割を持っています。自身の重量の約6000倍の水分を保持できると言われています。
セラミドは細胞間脂質を潤す役割、ヒアルロン酸は細胞内の水分を保持する役割と潤す対象が異なりますが、この2つを合わせることで相乗効果が発揮されより高い効果を発揮すると言われています。
間違ったスキンケアを続ける事でインナードライを悪化させているかもしれません。
<NG!何度も洗顔をする>
洗顔の回数を増やすと、お肌の乾燥を悪化させてしまいます。
<NG!洗浄力の強い洗顔料を使用する>
洗浄力が強い洗顔料は刺激がとても強いため、肌の角質層を破壊し肌のバリア機能が低下してしまいます。すると皮膚の水分が蒸発しやすくなり肌の乾燥の悪化に繋がります。
クラインジングや洗顔料は、肌に刺激の少ない優しい成分のものに切り替えましょう。
<NG!あぶら取り紙で皮脂を取り過ぎない>
あぶら取り紙を使用するとき、ゴシゴシ肌を擦ったり、肌に押し当てる事で仇を痛める上に、皮脂を取り過ぎてしまう為、肌が乾燥し、皮脂の過剰分泌に繋がります。
インナードライの改善は乾燥肌など他の肌状態の改善より時間がかかると言われています。
どれも簡単な習慣なので、なかなか改善が実感できないと諦めるのではなく、根気よく続けてみて下さいね。
正しいスキンケアを心がけて、お肌を乾燥から守る事がインナードライの改善に繋がります。