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菌活がアツイ?!免疫力アップ!美容にも効果的なキノコの効果
近年メディアなどで話題の菌活をご存知ですか? 菌活とは、体に良い菌を積極的に食生活に取り入れる事で、腸内環境を整える事をさします。 腸内環境を整えると言えば発酵食品がメジャーですが、今回は菌食材の大様と言われている「きのこ」の素晴らしい効果をご紹介します。
キノコと言えばどのご家庭でも食卓に並ぶことの多い馴染み深い食材ではないでしょうか?
そんなキノコ、もしかしたら植物と勘違いされている方もいるかもしれませんが、キノコは乳酸菌やカビなどと同じ「菌類」なのです。
分類学的には、動物界、植物界に並ぶ「菌界」に属する菌類の一種になります。
キノコはそのものが菌であり、菌類で食べる事の出来る食材は多々ありますが、実は菌そのものを食べる事ができるのはキノコだけなのです。
菌類を体に取り入れると聞くとためらってしまう方もいるかもしれませんが、私たちの腸内には600~1000兆個もの細菌いると言われており、様々な働きをしています。
キノコに含まれる成分で注目したいのは、多糖類の一種β-グルカンという成分です。
β-グルカンには免疫力を高める働きがあると言われており、体の外から入ってきたウイルスを撃退し、病気から体を守ってくれると言われています。
また、β-グルカンには抗がん作用があると言われており、その効果が注目されています。
免疫力アップの他、肌荒れ防止に役立つビタミンB群を豊富に含んでいるので美容の観点からも注目されています。
きのこの免疫力アップの効果はとても魅力的ですよね!
風邪やインフルエンザにかかりやすい季節には特にたくさん摂取したい食材です。
手軽に手に入るきのこの嬉しい効果をいくつかご紹介します。
<まいたけ>免疫力アップ!
キノコには免疫力をアップするβグルカンが豊富に含まれていますが、マイタケのβ-グルカンは他のキノコのβ-グルカンより強力だと言われています。
マイタケのβ-グルカンには高い抗酸化作用と、免疫力をアップさせる働きがあり、風邪やインフルエンザなどの病気の予防に高い効果があると言われています。
また、マイタケには血糖値の上昇を抑える働きがあり生活習慣病の予防に効果的と言われています。
さらに、まいたけには肌荒れに効果的なビタミンB2や、しみ・くすみの原因になるメラニンの生成を抑えるチロシナーゼ阻害物質、肌の潤いを保つトレハロースなどお肌に嬉しい成分が含まれており、美肌効果が期待できると言われています。
<しいたけ>コレステロールを低下させ血液をサラサラに
しいたけに含まれるエリタデニンは血中のコレステロールを低下させ、善玉コレステロールを増やすため、血液をサラサラの状態に保つ作用があると言われています。
このエリタデニンの働きは血流を促すことに繋がり、動脈硬化や高血圧などの生活習慣病の予防に効果的と言われています。
また、しいたけに含まれるエルゴステロールは紫外線に当たるとビタミンDに変化する性質を持っています。ビタミンDは骨や歯を丈夫にしたり、免疫力や細胞の代謝機能を上げる効果があると言われています。
<エノキタケ>ストレスを和らげリラックス効果
エノキタケはキノコの中でも食物繊維が豊富なため、便秘の解消に効果的と言われています。また、エノキには腸内環境を整える作用のあるキノコキトサンと呼ばれる成分が含まれており、腸内の善玉菌を増やし腸内バランスを整えたり、余分な脂肪を排泄すると言われています。さらにこのキノコキトサンには脂肪の吸収を抑え、体脂肪の燃焼を高める作用があるため、ダイエットのサポートもしてくれます。
エノキにはGABA(ギャバ)とパントテン酸と呼ばれる成分が含まれており、ストレスを和らげる効果もあるんです。GABAは精神を安定させリラックス効果を与えてくれ、パントテン酸はストレスを和らげる副腎皮質ホルモンの働きを促進する働きがあり、ストレスへの抵抗力を高める効果ができます。
<エリンギ>むくみの解消に効果的
エリンギは他のキノコに比べ食物繊維やカリウムが豊富で、便秘の改善やむくみの解消に効果的です。
また、B群が豊富に含まれているため、肌荒れの予防、肌の潤いやハリを保つ効果も期待できると言われています。
<しめじ>コラーゲンの生成を助け、お肌プルプルに
しめじには、アミノ酸の一種であるオルニチンが豊富に含まれています。
オルニチンと言えば疲労回復効果や二日酔い解消などの肝臓の働きを助ける効果有名ですが、シミやくすみの改善などの美肌効果も期待できると言われています。
また、オルニチンは成長ホルモンの分泌を促進させる働きがあります。
成長ホルモンには肌のターンオーバーを促したり、お肌の潤いには欠かせないコラーゲンの生成を助けると言われています。さらにオルニチンは、コラーゲンの合成を高める働きもあるため、摂取することで美肌に繋がると言われています。
●キノコは調理前の水洗はNG
当たり前かもしれませんが、きのこに含まれる栄養分が損なわれやすくなってしまう為、水洗いはNGです。
汚れが気になる場合は、塗れふきんで拭くか、手ではらう程度にしてくださいね。
●他の菌類と組み合わせる
きのこは乳酸菌や納豆菌など、他の菌と組み合わせて調理する事でさらに効果を実感する事が出来ると言われています。
●きのこを一度冷凍する
きのこは冷凍する事で旨味も栄養価もアップすると言われています。
きのこは数日のうちに使い切らないと旨味も栄養価も落ちてしまうため、せひ試してみてくださいね。
きのこって、何だかあまり栄養無さそうだな・・・と思っていた方も多いのではないでしょうか?
きのこは免疫力アップや生活習慣病の予防、美容効果も期待できるとても栄養価の高い食べ物です。さらに低カロリーなのが女性にとても嬉しいですよね!
今回ご紹介したきのこは、簡単に手に入る身近な食材ですので、日々の食生活にぜひ取り入れてみて下さい。