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6時間睡眠じゃ足りてないって本当?!もしかしたら睡眠負債に陥っているかも!
最近テレビやメディアでよく取り上げられている「睡眠負債」という言葉をご存知でしょうか? 自分では「十分寝ている」と感じでいても、日々の睡眠不足が蓄積られ、もしかしたら体は睡眠不足に陥っているかもしれません。
睡眠負債とは毎日の寝不足が少しずつ蓄積され、まるで借金のように積み重なる状態を指す言葉です。
この蓄積された寝不足は自分でも気づかないうちに脳のパフォーマンスを低下させたり、認知症や脳梗塞、がんなど、深刻な病気のリスクが高まることが最新の研究で解明されてきました。
元々はアメリカの睡眠化学専門家が「Sleep Debt」という用語で提唱したのが始まりで、それが日本語で「睡眠負債」と直訳され日本でもこの言葉が使われるようになりました。
皆さんは一日何時間睡眠をとっていますか?
一日に必要とされる睡眠時間は、年齢などにもよって違いますが、7時間程と言われています。とは言え、平日仕事や勉強をしていたりすると、どうしても睡眠時間が確保できないと言う方も多いのではないでしょうか?例えば、毎日6時間しか睡眠時間を確保できないとすると、一日1時間ずつ不足が生じる事になります。
因みに、最近の調査では、日本人の4割が6時間以下しか睡眠時間を確保できていという結果がでているようです。
6時間寝れば十分、と思っていた方も多いのではないでしょうか?
睡眠負債が増えると・・・
例えば、8時間睡眠が必要な人が6時間しか睡眠をとらずに一週間過ごすと、集中力や作業効率が1日徹夜し状態と同じになると言う実験結果が出ています。さらに、6時間睡眠を2週間続けると丸2日間徹夜した時と同じ状態まで脳のパフォーマンスが落ちると言う結果もあるようです。
それでは、この睡眠負債はどのように解消したらいいのでしょうか?
毎日少しずつ睡眠が足りていないなら、休みの日に寝だめすればいいのでは?と思うかもしれませんが、これは睡眠のリズムが狂ってしまいかえって良くないと言われています。
それでは、どのように睡眠負債を解消すればいいのでしょうか?
それは、毎日コツコツと睡眠時間を増やすしかないようです。
1週間のうち数日だけでも7時間睡眠を確保できる日を作れるようにすると、睡眠の借金はコツコツ返すことが出来ると言われています。
昼寝も有効的とは言われていますが、昼寝では睡眠負債を解消出来るほど十分な睡眠時間を確保する事ができないため、やはり夜にしっかりとした睡眠時間を確保する事をおすすめします。
また、多くの方が寝る前にしている習慣が睡眠負債を悪化させてる事もありますので気を付けて下さいね。
布団に入ってから寝付くまでの時間、スマホでニュースをチェックしたり、友達とメッセージのやり取りをしたりする事は多くないですか?
実はそれはNG習慣です。
私たちの脳は、眠りを促すホルモンであるメラトニンが分泌されることで眠くなる仕組みになっています。
しかし、スマホ画面のLEDが放つブルーライトはメラトニンの分泌を抑制すると言われています。
また、寝る前のスマホは、そもそも操作自体がどんどん脳が冴えていく原因になっているため、寝る前1~2時間はスマホを触らずにゆっくり過ごすことをおすすめします。
忙しい毎日でつい睡眠時間を削ってしまっている方は、知らず知らずのうちに睡眠負債に陥っているかもしれません。
睡眠は人間にとって非常に大切なものなので、おろそかにせずしっかりと睡眠時間を確保してくださいね。