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幸福な日々を送るのに必須! オキシトシンとセロトニンのパワー
先日、NHKの朝のニュースでは以下のような実験結果が紹介されました。 オキシトシンを投与したカップルとそうでないカップルそれぞれの話し合いの違いを探ります。 オキシトシンを事前に服用したカップルはとても良いコミュニケーションが取れたのに対し、オキシトシンを服用しなかったカップルは、目を合わせない、口論するという結果になったのです。 また、研究段階であるもののオキシトシンを投与することによって、アスペルガー症候群や自閉症が回復するということも紹介されていました。 このような実験からも分かるように、別名<span style="color: #d02a6c;">「抱擁ホルモン」「愛情ホルモン」</span>と言われているオキシトシンは、私たちが愛情深い毎日を送るのに欠かせないホルモンです。 この<span style="color: #d02a6c;">オキシトシン</span>についてご紹介します。
オキシトシンには以下のような効果があげられます。
・人間関係の構築をよりスムーズにする
・相手への信頼感が増す
・恐怖心、焦りなどを抑制する
・闘争心を抑制する
このようなオキシトシンを分泌させるには、動物でいう「グルーミング」のような行動が効果的と言われています。すなわち、スキンシップです。家族や好きな人とのボディタッチ、抱擁などでオキシトシンは分泌されます。これらの行為は、「愛している」というメッセージを伝えてくれる方法なのです。
恋人ができると他人に対して優しくなれたり、毎日笑顔で過ごせることが多くなると思いませんか?
これらはきっとオキシトシンの効果なのだと思います。
恋人のいない人でも、人に親切にする、ドラマや小説を読み感動する、好奇心を持つことでオキシトシンの分泌を促してくれます。
さて、このオキシトシンは別名「幸福ホルモン」と呼ばれるセロトニンの神経を活発にすると言われています。セロトニンもオキシトシンのように、幸福な日々を送るのに必須となるホルモンです。
精神の安定や意欲をもたらしてくれるセロトニンは、三大神経伝達物質と呼ばれるものの1つです。
その他には、快感や喜び、攻撃性を与える「ドーパミン」、不安や恐怖、怒りを引き起こす「ノルアドレナリン」があります。
この3つの分泌バランスが保たれていると、メンタル的に健康な状態となり感情のメリハリもつきます。
ただ、ドーパミンやノルアドレナリンの働きを抑える役目があるセロトニンがしっかり働かないようになると、些細なことで不安や怒り、攻撃性が表れるので気をつけましょう。
■セロトニンは腸で作られる! 幸せな毎日は健康な腸作りから始めよう!
セロトニンの95%が「第二の脳」でもある腸で作られている、という報告もあります。セロトニンがきちんと分泌されるように、腸内環境を整えましょう。
腸内を整えるなら、暴飲暴食を止め便秘を解消するなどして、腸に負担をかけないことが大切です。また、ストレスを感じると腸内の悪玉菌が増殖してしまい、腸内環境のバランスが崩れてしまいます。
ストレスを溜めすぎないようにして、ヨーグルトや納豆などの発酵食品を摂り入れるようにしましょう。悪玉菌が好むお肉がメインの食事や、お菓子や甘いものを食べ過ぎないことも大切です。
■朝日を浴びてウォーキング! 朝食にバナナ
さらに、セロトニンの分泌を増やすには、毎日の行動を見直すことが大切です。
「日光不足」「運動不足」「栄養不足」の3不足が、セロトニンの生成を阻んでしまう原因を作り出します。朝、起きてすぐに太陽光を浴びることは、セロトニンを増やすだけでなく生活リズムを整えることにも繋がります。
もし、起床してすぐ日光を浴びるのが難しいようであれば、通勤時ひと駅分歩くとか、休み時間などに30分ほど日光浴することをオススメします。
また、特にセロトニンにとって欠かせない栄養素は必須アミノ酸の一つであるトリプトファンとビタミンB6、炭水化物です。これらを補うのにオススメな食材はバナナです。
幸せに包まれた毎日を送るために欠かせないオキシトシンとセロトニン。
ぜひ前述の記事を参考に分泌を促し、愛情あふれる幸せな日々を送ってくださいね。