キヌアは南米アンデス地方原産の擬似穀物で、イネ科ではなく、ホウレンソウの仲間に属します。５０００年前から栽培されており、約３０００もの品種があるそうです。

キヌアは栄養価が高いことから、NASAから「２１世紀の主要食」と評価されています。

米や麦に比べてたんぱく質が多く、必須アミノ酸のバランスも牛乳に匹敵するほど良質です。また、キヌアに含まれるオレイン酸やリノレン酸などの不飽和脂肪酸は、中性脂肪やコレステロールを下げる効果が期待できます。

グルテンが含まれてないため、小麦アレルギーを持つ人でも安心して食べられますよ。

さらにキヌアはGI値が低く、血糖値が急激に上がらないため、白米に比べて太りにくいというメリットがあります。

そのうえダイエット中に不足しがちな栄養素、食物繊維・ビタミン・ミネラル類が豊富です。このような理由から、ダイエットサポート食品としてもキヌアが支持されているのです。

また、キヌアには女性ホルモンに似た成分、フィトエストロゲンが含まれています。

そのため、PMSや更年期障害の改善、ホルモンバランスの崩れによる肌荒れ解消にも効果的です。癌や糖尿病、心疾患などのリスクも減少できるとわかってきています。

ぷちぷちした食感と、ほのかな甘みが楽しめるキヌア。

香りに若干クセがあるので、単独で食べるより、サラダやスープに混ぜる調理法がおすすめです。

■炊飯器を使ったキヌアの炊き方

１、キヌア（１カップ）を水でよく洗います。

２、炊飯器に洗ったキヌアと水（１.５カップ）を入れます。

３.３０分以上放置した後、炊飯のスイッチを入れて炊きあげます。

独特の臭いが気になる場合は、料理酒を少量加えると和らぎますよ。

上記で炊いたキヌアを使って、サラダやスープを作りましょう。

■キヌア入りポテトサラダ

１、じゃがいもとニンジンを一口サイズに切り、茹でて柔らかくします。

２、茹であがったら、じゃがいもを木べらでつぶします。

３、スライスした玉ねぎときゅうりとハム、茹でたニンジンとキヌアを混ぜ合わせ、マヨネーズで味付けします。

４、塩コショウで味をととのえたら完成です。

これだけで栄養価が高く、プチプチとした食感が楽しめるポテトサラダのできあがりです。

■キヌア入りチャーハン

１、みじん切りにしたネギや焼豚など、お好みのチャーハンの具を用意します。

２、フライパンに油をひき、溶き卵を加熱します。

３、卵が固まってきたら、炊いた白米とキヌアを加えて炒めます。

４、具を加えてさらに炒めましょう。

５、塩コショウ、しょうゆ、酒などで味を調えて完成です。

あらかじめ白米とキヌアを混ぜておくと、パラパラに仕上がりますよ。

 

キヌアは一部のスーパーマケットで購入可能。また、Amazonなどのネット通販でも購入できます。

キヌアを気軽に美味しく調理して、美容と健康に役立ててくださいね。