アンチポリューションとは一体何を意味する言葉なのでしょうか？あまり耳慣れない言葉かもしれませんね。

アンチポリューションとは、汚染（ポリューション）から生体への悪影響を防ぐという事を表しています。
花粉やPM2.5などの大気汚染物質が及ぼす健康被害についてはご存知の方も多いかもしれませんが、近年の研究で健康被害だけでなく「肌老化の原因にも関係ある」と報告され注目を集めました。
研究では、都市部に住む女性と郊外に住む女性の肌を調べたところ、都市部に住む女性の方がシミなどが多という結果になり、大気中に含まれる汚染物質が増えるとシミが多く現れると言う結果が出たそうです。

何だか肌の調子が悪いけど、原因が分からない・・そんな経験はありませんか？
もしかしたら、大気汚染物質が関係しているのかもしれませんね。

それでは、肌に悪影響を及ぼす大気汚染物質とはどのような物なのでしょうか？
よく耳にするものとしては、PM2.5や黄砂、花粉などが有名かもしれせんが、自動車の排気ガス、タバコの副流煙、コピー機から発生するオゾン、さらに、部屋の壁紙やエアフレッシュナーにも汚染物質が含まれており、私たちは大気汚染物質に囲まれて生活しているのです。

これらの物質が肌に付着すると炎症を起こし、様々な肌トラブルの原因になると言われています。

●シミ・ニキビの原因
汚染物質が肌に付着する事で炎症を起こし、色素沈着やニキビの原因になると言われています。

●肌の酸化
汚染物質の付着により過剰発生した活性酸素により肌細胞が参加を引き起こし、細胞やDNAにダメージを与え、シミやシワが出来やすくなったり、コラーゲンやエラスチンを破壊し、シワやたるみなどの肌老化を促進してしまいます。

●たるみ、シワの原因
肌のハリを保つコラーゲンやエラスチンを分解してしまう有毒酵素を増加させ、肌のたるみやシワの原因になると言われています。

他にも、様々な肌への影響があると考えられています。
特に敏感肌の方はダメージを受けやすいと言われているので、気を付けたいですよね。

では、どのようにこれらの大気汚染物質からお肌を守ればいいのでしょうか？

＜肌のバリア機能を低下させない＞
まず、セラミドやヒアルロン酸など肌の保湿成分を失わないよう、保湿を重視したスキンケアを心がけて下さい。肌のバリア機能が低下すると、紫外線や大気汚染物質など環境ストレスによるダメ―ジを受けやすくなります。

＜優しく丁寧な洗顔を心がける＞
夜の洗顔は、日中に汚染物質にさらされ、付着した物質を落とす意味でもとても重要です。しかし、洗浄成分の強い洗顔料で洗顔したり、ゴシゴシ洗い過ぎると、肌のバリア機能を低下させることに繋がるため、肌に優しい洗顔料で丁寧に洗顔してください。

＜外出時はベースメイクをする＞
外出時は、ベースメイクや日焼け止めを塗るよう心がけましょう。肌を膜で覆う事で大気汚染物質が直接肌に触れにくくなります。また、皮脂で肌がべた付いていると大気汚染物質が付着しやすくなるため、肌表面をサラッとさせるようなベースメイクを心がけて下さいね。

最近ではアンチポリューション効果のある成分を配合したスキンケア商品やベースメイクも発売されていますので、日々のスキンケアに取り入れるのもいいかもしれませんね。

日々の生活の中で、大気汚染物質や紫外線などの環境ストレスに肌がさらされることは避けられません。
しかし、日ごろから少しでも気にすることで肌を守る事が出来るので、環境ストレスに負けない肌を手に入れましょう。

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