■マスクを付ける
実は、マスクをしてもインフルエンザウイルスを完全に防ぐことはできません。
インフルエンザなどのウイルスの直径は約0.1マイクロメートルほどで、通常のマスクの網目よりも小さく、通り抜けてしまうので、空気中に漂っているインフルエンザウイルスを防ぐのは難しいと言われています。
しかし、マスクには口内や鼻の中の乾燥を防ぎ、湿度を保つ事で効果を期待できるため、ウイルスの予防に効果的と考えられています。
また、すでにインフルエンザに感染している方は、周りのへの感染拡大を防ぐため必ずマスクをしてくださいね。
くしゃみや咳など、ウイルスを含んだ水分の飛沫は5ミクロン以上の飛沫と言われていので、マスクで防ぐことができます。
■手洗い
インフルエンザの予防で多くの方が意識しているかと思いますが、手洗いもとても重要です。
インフルエンザが流行している時期には電車のつり革、ドアノブ、手すりなど、様々な場所にウイルスが付着していると考えられます。
そういった接触感染を防ぐためにも、この時期には頻繁に手を洗うよう心がけましょう。
また、手の洗い方にも気を配って下さいね。
手のひら、手の甲、指の間や爪の間、手首など、20秒ほどかけて念入りに洗ってください。
しっかり洗ったつもりでも、親指の付け根や指先などは洗い残しが多い部分だそうです。
■適度な湿度を保つ
インフルエンザウイルスは空気が乾燥する事で拡散してしまいます。
加湿器などを使って、インフルエンザウイルスの感染力が低下する「温度20度以上、湿度50~60%」を保つよう心がけてください。
また、うがいや十分な睡眠、栄養バランスの取れた食事を摂る事もインフルエンザの予防に効果的と言われているので、どれか一つの予防方法を実践するのではなく、色々な方法を併用してインフルエンザを予防してくださいね。