ミントといえば、みなさんが多く親しみがあるのが、お菓子やミントティなどの食べものや飲み物ですよね。
ヨーロッパでは、葉を摘み取り乾燥させたものをハーブや薬味として利用したり、花を枝ごと水蒸気蒸留して精油として抽出し、香料として利用されたりと、多岐に渡りミントは利用されています。日本でも今日お店などで数多くのミントやハーブの商品が見受けられるようになりました。それでは、ペパーミントの活用方として代表的なものをご紹介していきます!
<食用として活用>
ペパーミントはお砂糖とよく合うため、甘いお菓子にもよく使われます。また、お肉料理や野菜料理などにも利用されます。生の葉を利用するか、乾燥させた葉を利用するか、または、精油をエッセンスとして使うのかでも合う料理が変わってくるといいます。ペパーミントの生の葉での利用は、苦み成分が含まれているため、サラダなどで使う場合は少量での利用にするとよいでしょう。
また、葉をすり潰してチョコレートムースやホイップクリームなどにまぜ入れたり、シャーベットに加えたり、アイスやケーキなどのデザートに添えて香りやワンポイントの飾りとして活用して楽しむのもいいですね。
<飲用として活用>
ミントティとして活用するのがおすすめです。簡単に作り方をご紹介します。
生の葉の場合は、手でちぎり5枝ほどをティーポットに入れ、お湯200㏄を注いで3~5分ほど待ちカップに注いで完成です。
乾燥した葉の場合は、そのままティーポットに葉と熱湯を入れ、3~5分ほど待ちカップに注ぎます。ミントだけのハーブティが苦手と感じる場合は、はちみつやお砂糖、レモンやジャムを加えたり、また、紅茶に混ぜて飲んでみると飲みやすくていいそうです。
飲用することにより、
リラックス効果や
鎮静効果、
消化促進や
風邪の初期症状などに効果があるといわれています。
<精油として活用>
ペパーミントは香りを嗅ぐだけで、カラダがひんやりと涼しさを感じ、体感温度を下げる効果があると言われています。実際、
香りを嗅ぐことで、4℃も体感温度が下がるという実証結果が出ているといいます。
熱帯夜には、ルームフレッシュナーを利用したり、アロマディフューザーを利用するなど、室内にペパーミントの香りが行きわたり、爽やかな香りが暑さをやわらげてくれるでしょう。
<入浴として活用>
メントール成分は毛細血管を刺激する作用があり、血行促進に役立つといいます。脳へ冷たいと感じる刺激を与えることにより、体を温めようと働きかけてくれ、新陳代謝がアップし、冷えの解消にも効果的だといいます。
入浴剤として、生の葉を使用する場合は、お茶パックに葉を入れ、お湯の中で少し揉み香りを出しましょう。乾燥した葉でも同様に利用できますし、精油よりもまろやかで使いやすいです。また、生の葉を煮立てて出汁を湯に混ぜる方法もありますが、お好みで試してみてはいかがでしょうか。市販のアロマオイルを使用する場合は、湯船に3〜4滴垂らして軽くかき混ぜて全体にアロマが行きわたるようにしましょう。
メントールの清涼感や疲労回復を促す効果があるミントのお風呂ですが、直接皮膚にふれるため商品によっては注意が必要な場合がありますので、安全な使用を心がけてくださいね!
ペパーミントの有効成分は、精神面と肉体面のどちらにも働きかけてくれることがわかりましたね!
他にも、簡単にリラックス効果を得たい時は、ペパーミントの精油をハンカチやティッシュに垂らして、香りを嗅いでみることにより、暑さの不快感を軽減しリラックスできますよ。